「虎と小鳥のフランス日記」は第78話はフランスにある唯一のアブサン専門店が舞台です。この記事ではわたしのディクテしたノート、語彙メモ、ビデオの感想、サンプルビデオ、アブサンのサーブの仕方などをごらんに入れます。

これは伝統的なアブサン(希釈液)を用意するときに使われる水がめです。

虎と小鳥のフランス日記 第78話 アブサン用水がめ



まず書き取りをやってみました。

これです↓できがよくないですが・・・・mais bon
虎と小鳥のフランス日記 第78話 ディクテ-1
虎と小鳥のフランス日記 第78話 ディクテ-2
虎と小鳥のフランス日記 第78話 ディクテ-3


『専門』の門を間違えてますね・・・学生時代なら絶対やらなかったミス。フランス語以前の問題です。

書き取りによる気づき、及び語彙、表現


今回たくさん間違えてるので、代表的なものだけピックアップします。

一語なのに二語だと思って書いていた éloigner,  l’immédiat

ニ語なのに一語だと思って書いていた à tenir このtenir は『保つ』という意味。

スペルミス minutes, foules, distillation, certaines, traditionnelle これらはs, e, nなどが微妙に抜けている。これはまずいです。難しいこと(次にあげる薬草の名前)は書けなくていいんです。こういう基本的な単語がちゃんと書けなければ・・・

知らなかった単語 l’hysope ヤナギハッカ(って何?) mélisse ヤマハッカ eau de mélisse メリッサ水(気つけ薬)

知っているのに聞き取れなかった単語 grains 種 二回出てきたけど、二回ともだめでした。

壊滅的に聞き取れなかったところ:日本人は伝統を重んじで儀式に慣れているというようなことをしゃべっていたところ。ここは声が小さかったのと、文章もちょっと難しげ。 


語彙・表現


☆今回はたくさん使えそうな表現が出てきました。

éloigné des foules  群集から離れて

tout près de すぐ近くに

à base de ~を主原料にして

On a au moins ces 6 plantes de base. 最低この6つの植物がアブサンの基本材料です。

ça va être de verser d’abord まず注ぎます

un petit goutte à goutte  一滴ずつ

au travers du sucre  砂糖を通して

une dilution à peu près trois volumes d’eau pour un volume d’absinthe アブサン1に対して3倍の希釈液

de qualité 良質の 

avoir l’habitude de  ~する習慣がある、 ~に慣れている = être habitué à

auprès de  ~の間で  avoir une bonne réputation auprès de ses collègues 同僚の間で評判がよい

C’est quelque chose qui passe beaucoup plus mal auprès d’un public américain アメリカ人にとってはそれはもっと悪く通る→アメリカ人には受け入れがたい。 こういうpasserは訳を工夫しないとだめですね。

dans l’immédiat さしあたり、今のところ être dans l’immédiat で 目先のことだけ考えている、というふうに使えそう。

s’accorder (bien) avec  ~と相性がいい


今回の数字


6 plantes six アブサンの原料

18 plantes dix-huit アブサンの原料

3 cl. = 30 cc

une dilution à peu près trois volumes d’eau pour un volume d’absinthe アブサン1に対して3倍の希釈液


感想


伝統的なアブサンの作り方は、まずアブサンの原液を30cc、グラスに入れて、グラスの上にアブサンを作る専用の穴あきスプンを渡し、その上に角砂糖をのせる。

そして、角砂糖の上から冷たい水を一滴ずつ落として、全体が90ccになったらできあがり。こういう作り方をするためには、ビデオにあったような水を一滴ずつ落とせる水を入れるもの(水瓶、fontaine)が必要です(最後に紹介したビデオ参照)。

家庭で飲むときは、角砂糖の上から水をできるだけゆっくり注いでアブサンを用意することになるでしょう。ちなみに砂糖を通すのはもちろんアブサンを甘くするため。そのままだととても苦いらしいです。

それからたまに角砂糖に火をつけてるのも見ます(最後に紹介したビデオ参照)。

アブサンの作り方を説明してくれた店員は、「日本は儀式を重んじるからアブサンのこういう飲み方があってると思う。でもファーストフードを食べて、目先のことにとらわれてるアメリカ人にはあわない」と言ってました。彼はたぶん茶道などを通して、日本人のイメージを持ってるんでしょうね。

確かに、日本には(いらないと思われる)儀式が多いのですが、その一方で、ここまで利便性や効率化を追い求めて必死になっている国もないような気がします。小さい子どもをマクドナルドに連れて行き食事をすませる人たちや、急須でお茶を入れる手間を惜しんでベットボトルのお茶を買ってる人が日本にたくさんいることを彼に教えたいです。


今回の動画の撮影場所と撮影時期


4区のアブサン専門店 Vert d’absinthe

Vert d'Absinthe - Accueil


2012年11月あたり


サンプルビデオ

フランス語の字幕つき 56秒



おまけ:アブサンのサーブの仕方

・伝統的なアブサンの作り方
水がめと使った方法。水が一滴一滴落ちて行くのをうつしているほとんど環境ビデオ。
3分23秒



・水がめがないときの作り方。水をゆっくりゆっくり落としたほうが風味が出ておいしいけど、水がめがないから・・・と言ってます。角砂糖にアブサンを通し、火をつけるやり方です。これでもけっこう時間がかかります。手間のかかるお酒ですねぇ。明らかにこのやり方が嫌いな人が多いようですが、ブログなどでもよく見かけるやり方です。英語。2分54秒