読解編第十四回の予習プリントが届いたのでやった。なんと、いきなり第20章まで飛んでしまった。ま、それはいいのだが。この箇所は難しい。まず構文が難しい。しかし、それ以上に難しいなあと思ったのは下線部3に書いてあること。ここは、なんですかね。なんか、ずいぶん濃い恋愛小説のよう。

地球に薔薇がいっぱいあることを知ったら、「薔薇は私だけよ」と言っていた僕の薔薇はばつが悪すぎるので、せきをしてごまかすだろう。そして、僕はそのごまかしに気づくのだが、気づかないふりして、やさしく介抱してあげよう。だって、そうしないと、僕のほうこそひどく気まずくなり、薔薇はそれに気づいて本当に死んでしまうかもしれない・・・。
・・・恋のかけひき??日本語版を読んだときには、こんなすごい恋愛場面があったのに気づかなかったのだが。

そして、王子さまは「火山があったって、薔薇があったって、僕は全然たいしたことのない王子さまなんだ」と絶望して泣いてしまう。実はどうしてここでそんなに絶望してしまうのかよくわからない。この前のほうを読んでないからかもしれない。



時制は、
下線部1
1.接続法半過去(非人称構文、分詞構文)ここの接続法の気持ちはわからず。
2.現在形 ここは道というものは、街に続く、というような真理を語っているから。
道といえば、une route から 次のセンテンスではいきなり les routesと複数になっているんだけど、これは最初の道は、王子さまがたどりついた道、次の複数の道は、道一般をさしているのかな?

下線部2
ギュメの中に、王子さまとバラたちの会話がある。セリフ部分は現在形、「王子は言った」というようなところは単純過去。このようにギュメの中にセリフもト書きも全部入れてしまうことができるらしい。
次は単純過去(不幸になった、というところ)
次は大過去 昔、いつも薔薇はこう言っていたのに、ここにこんなに咲いている ← この部分が言いたくて、しかも咲いているのを見ているのは薔薇ば言っていた過去より現在に近い過去だから。
次は半過去(5000本咲いていた)

下線部3
王子さまが心の中で思っている「もし~たら、・・・だろう。」というところは条件法現在。「彼はこう思った」という部分は単純過去
次はその前の条件法のつづきで、帰結節だけ。
一番最後「僕はろくでもない王子だ」というところは現在形。今の気持ちを強く表現しているのかな?



フランス語が母国語の人は、みんなこんないろんな時制を駆使して、ニュアンスを伝える文章を書くのだろうか?それとも、Saint-Exupéryが、人一倍きわだった文章を書いているのだろうか?


・・・・・2012年2月14日に書いた記事です・・・・・