ジェームス・キャメロン監督がマリアナ海溝の最深部に一人で潜航した記事を読みました。2012年3月の記事です。

deep sea


La plongée de James Cameron dans les abysses expliquée aux enfants1jour1actu – Les clés de l'actualité junior 27 mars 2012

Prêts pour une plongée dans les abysses ?
深海に潜る用意はいいですか?

ジェームス・キャメロンは太平洋の、マリアナ海溝にある最も深い海の底に一人でおりた最初の人になりました。彼は、「タイタニック」や「アバター」という映画を作った監督ですが、「Deepsea Challenger」という名前の潜水艦に乗って、この快挙をやりとげました。素晴らしいです。

なぜ、これがきょうの話題なのでしょうか?

それは2012年の3月26日の7時52分に、カナダの映画監督、ジェームス・キャメロンが、はじめて単身で世界で一番深いと言われる海底に潜航したからです。

最後に、この海底に到達したのは、Don Walsh とJacques Piccardの二人で、1960年の1月23日のことでした。Walshは船長で、Piccardは海洋学者でした。彼らは20分間、海底にとどまり、3匹のエビと、1匹の魚が進むのを見つけました。当時この深さの海に生命体は存在しないとされていたので、これは大発見でした。

その50年後、ジェームス・キャメロンが同じ場所に一人で2時間36分かけて潜航し、海底に3時間以上とどまり、70分かけて海面に戻りました。

マリアナ海溝は、推進10,898メートルのところで、これは世界一高いエベレスト山がすっぽりはいる距離です。そして、もちろんそこは、とても寒く真っ暗です。



キャメロン監督は、この潜航をどうやって準備したのでしょうか?

理想的な潜水艦を作るために8年間リサーチに費やされました。「Deepsea Challenger」という小さな潜水艦は、またの名を la torpille verticale(縦型の魚雷) と言います。長さは7メートルで、船室は、ロケットのカプセルと同じくらい狭いです。

このせまい船室にできるだけ長くいられるように、キャメロン監督はヨガやジョギングなどを何ヶ月もして身体を鍛えました。海底でとるべき姿勢を長期間にわたって、シュミレーションしました。海の底に行けば行くほど、水圧が高くなります。特に、潜水艦には高い水圧がかかるので、なるべく静かに降りたほうがいいのです。



なぜ人はマリアナ海溝へ降りようとするのでしょうか?

光が届く場所をとおりすぎ、キャメロンは完全な闇に沈みました。彼は二つの強力なライトを使って、あとで科学者に分析してもらうサンプルを採集しました。この深さの海底については、まだ未知のことがたくさんあるのです。キャメロンは、3Dカメラを使って動画も撮影しました。海底に到達したとき、彼は自分の見ているものをほかのみんなにぜひ見てもらいたいと、ツィートしました。

今のところ、海底の2%しか、調査されていません。現在、ほかの探検がいくつか予定されています。「Tara Oceans」という、海洋探検専門の船が発見した海洋動物などについて、今後みなさんにお伝えできると思います。



以下はオリジナルの記事にそえられていたNational Geographic frの動画です。音声は英語、仏語の字幕つき。 今回のプロジェクトで、キャメロン監督は、サンプルの採集と自分のドキュメンタリー映画の撮影の両方を行ったようです。
James Cameron : plongée à plus de 11 000 mètres avec le National Geographic I Deepsea Challenge
1分35秒



◆きょうの単語

abysse 深海

「底なし」という意味のギリシャ語の abussos が語源。