ロカヴォアという新しいタイプの消費者について読みました。2012年6月の記事です。

Arkansas Black apples - 無料写真検索fotoq
photo by Gary Bridgman


元記事 → Qui sont ces locavores ? | 1jour1actu - Les clés de l'actualité junior1jour1actu – Les clés de l'actualité junior 16 juin 2012

Qui sont ces locavores ?
ロカヴォアとは何でしょうか? 


ロカヴォア locavores のモットー:ローカル(その土地)のものを食べる。この新しいタイプの消費者は遠来のものより、自宅の200キロメートル以内でとれたものを好みます。これは環境保護や、自分たちの健康、そして地元の経済のためです。ロカヴォアとはどういう人達でしょうか?
なぜこれがきょうの話題なのでしょうか?

「半径200キロメートル」というタイトルのドキュメンタリーシリーズの最初のエピソード二つが、6月7日にフランス5で、放映されたからです。これは6回シリーズでフランスの5家族が、ロカヴォアになる挑戦を追っています。

きょうのできごと

ロカヴォアになるとはどういうことですか?

ロカヴォアとは自分たちの住んでいるすぐそばでとれた食べ物を摂取する人達です。ですから、何千キロも離れた遠いところでとれた肉、果物、野菜は避けています。自分の家から200キロメートル以内のところで生産された地元産の食品を好んで食べます。

フランスではロカヴォアがだんだん増えてきています。2005年の世界環境デーで、アメリカ合衆国のサンフランシスコでロカヴォアは生まれました。ロカヴォアという言葉は、アメリカのシェフで、料理本も著しているジェシカ・プレンティスがつけた言葉です。

なぜ地元産?

CO2を減らすためです。南スペインからパリまで、トマトをトラックで輸送すると大量のCO2が出ます。そしてよくご存知のように、 CO2の排出は地球温暖化の原因になります。

地元産のものを食べるということは、旬の果物や、野菜を食べることなので、ロカヴォアによれば、よりヘルシーなのです。だから、冬場にトマトやズッキーニは食べません。またロカヴォアは自宅のそばの生産者の食べ物を買うことにより、地元の経済をささえることにもなります。

ロカヴォアはどこで買物をしますか?

マルシェや生産者から直接買うことが望ましいとしています。家族農業を支える会(AMAP)のグループが毎週、旬の果物や野菜をかごに入れて販売しています。都会では、ロカヴォア専用のマーケットが増えつつあります。ロカヴォアにになるためには、100%オーガニックのものを食べる必要はありません。単に自宅のそばで生産された食品を選べばよいのです。

この運動の限界は?

100%ロカヴォアになるのは難しいです。フランスで生産されていないチョコレートやスイカをあきらめる必要があります。さらに、ロカヴォアに批判的な人たちは、この運動はただの一時的な流行だと見ています。4000キロメートル先でとれたオーガニックの果物のほうが地元産の農薬使用のものより健康によいという人もいます。ロカヴォアは、イタリアの有名な船乗りの名前にちなんだ「マルコ・ポーロ」という例外を設けています。これは塩とスパイスは遠方のものを食べてもよいというものです。


きょうの単語

Locavore ロカヴォア

ロカヴォアは新語 néologisme で作られた言葉です。2011年にラルースの辞書にのり、今年、ロベールの辞書にのることになっています。« local » と « vore » をあわせた言葉です。« local »はある特定の場所を示し、« vore » は「むさぼり食う」という意味のラテン語の« vorare »が語源です。



✡単語メモ

relever le défi   挑戦に応じる

parcourus 行程、道のり 動詞:parcourir

s’approvisionnent ← s'approvisionner 買い込む


✡文中に出てきたドキュメンターリー番組の紹介ページ
Le défi locavore de cinq familles toulousaines - France 5 & vous



✡番組の抜粋 2分43秒
↑のページにある最初の動画と同じものです。



・2012年6月16日に書いた記事ですが、この直後に前のブログがこわれたので、ごらんになっている方は少ないと思います。


✡2013-02-11追記
この内容は仏検準1級の過去問の読解問題(脱成長論)とテーマが似ています。

参考までに課題としてやった問題文の私の和訳をのせておきます。和訳としては微妙に間違っているところもありますが、主旨ははずしていないと思います。

「資源が限られている惑星で無限の発展をすることは不可能である。そんなことを信じているのは狂人か経済学者だけだ。」これは、ルーマニア出身のアメリカの経済学者、ニコラ・ジョーゼスク・レーゲンの言ったことである。彼は欧米の生活様式を普及させるためには、さらに三つ惑星が必要であり、さもなければ、この生活様式を変えなければならないということを示した人である。

『脱成長者』は一般的な消費生活や、欲求を引き起こす広告、利潤を求める競争を拒否し、社会的なつながりを向上させようとする。彼らのスローガンは「無駄な消費が少なければ少ないほど、社会的なつながりや、文化、交流、出会いが増える。」というものである。

そのような『脱成長者』の中にはたくさんの菜食主義者がいる。とりわけ、工業的に飼育された肉を嫌っている人たちである。しかし、一部の人の行いは人間はずっと狩猟して動物を食べてきたことを思い起こさせる。社会的なつながりを維持するために肉を少し食べる人たちすらいる。というのも、その地域の肉屋や肉加工品店に時々行くことは大事だからだ。

しかし、こうした人達がいつも首尾一貫した生活を送るのは難しい。消費社会の真ん中で『脱成長者』として生きることは多かれ少なかれ矛盾の連続である。たとえば、ある人は自分が時には大型店舗へ買い物に行き、子どもに遠方から来たパイナップルや、中国産の衣類を購入することを認めている。たとえそういう商品が生まれた場所に住む人々が、アパートで電気の暖房を使ったり、コカ・コーラを飲んだり、マクドナルドで食事をしたりする生活をやめることができないとしてもそうするのだ。





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