白い桔梗


2週間ほど前のこと、アメブロで知り合った作家の片山かなみさんから、2冊めの著書、『桔梗(ききょう)』が届きました。

もともと私はかなみさんのブログに読者登録をしており、たまに記事を拝見していました。あるとき、一冊めの本をブログでプレゼントをされているのを見て、ずうずうしい私は応募したのです。

海外住みなのに、送料、かなみさん持ちで送ってくださいました。

その本は『ミンナ』というタイトルなのですが、読んでみたら想像以上に引き込まれ、思わずこんなレビューをアメブロのほうに書きました。
レビュー:「ミンナ」片山かなみ著|penのフランス語日記

私とかなみさんは世代が似ているようです。『ミンナ』には懐かしいものがいっぱいつまっていました。もちろんそれだけではなく、不思議な吸引力を持つ、強い、でもはかなげな女性が出てくる小説にも魅了されました。

2冊めを出されたことを知らなかったのですが、突然また横浜から本がやってきたのです。


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じゃ~ん、これです。

「桔梗」片山かなみ著

この女の子が桔梗。
水色の地に大きさの違う水玉のワンピースがすごく可愛いです。
物語の冒頭、この女性は銀座7丁目のクラブにいます。

ところで、桔梗という花、一般に紫色のものが有名ですが、白いのもあるのですね。

一輪の白い桔梗が燃えている

この文章が物語の中で何度もリフレインします。

桔梗は年齢のわりには幼く、少女のように見えます。
いたって無邪気な女性なのですが、大人の男性を癒やす観音さまみたいなところがあります。

ときどき彼女は自分を必要としている「場」に呼ばれるのを感じます。そしてそこへ向かって行きます。彼女、歩くのは得意。

お店が終わってから銀座から荻窪まで15キロほどの距離を毎日歩くのですから。店の更衣室にリーボックのスニーカーを置いているのです。

この小説は137ページの中編です。
物語は、1987年7月から2014年4月まで。
でも、それより昔に生きていた人々のことも登場人物が語ります。

私たちは皆、過去の世界の人々とつながっているから。

桔梗はある意味、物語の狂言回しかもしれません。
私は店の同僚のマリモが一番印象に残っています。
みずうみから来たというマリモ。謎めいていてちょっとクールな女性です。



前作、『ミンナ』におさめられていた『ナナ』という小説を読んでいるとき、主人公のイメージが女優の秋吉久美子に重なりました。レビューにも

私は(昔の)秋吉久美子が出てくるテレビドラマを思い浮かべました。桃井かおりでもいけそうですが、はかなげなところが秋吉久美子かなと思います。

と書いたほど。

かなみさんも「秋吉久美子のファン」だとあとでお聞きました。

小説「桔梗」には、この「秋吉久美子」の名前がちゃんと登場します。
「やっぱりね、私が感じた久美子ワールドはやっぱりあったんだ」、とうれしくなりました。


今回の小説も、印象に残るセリフがたくさんありましたが、一つだけご紹介します。
白ヤギに似た年老いたお医者さんの言葉です。

からだは全体なんだ、全てつながっているんだ、症状のあらあれた器官をとってしまえば終わりというものではない。


からだも、この世界も、時間もすべてつながっています。
煮詰まったときは、そんなふうに世界を俯瞰(ふかん)して見ると、また新しい視界が開けてくることでしょう。

今回もたくさん固有名詞が出てきます。
私と同世代の方、映画や音楽がお好きな方は一粒で2度おいしいはずです。

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かなみさんご自身のブログでの「桔梗」の紹介はこちら⇒片山かなみ新刊小説「桔梗」と女優秋吉久美子 - ごみの神様 片山かなみ


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