元記事 → La fête nationale expliquée aux enfants | 1jour1actu - Les clés de l'actualité junior 13 juillet 2012



パレード、ダンス、花火・・・7月14日はフランスの国の祝日です。この日は1789年に王さまに対しておこした大きな革命の記念日です。ほかの国では国の祝日はどうやって定められているのでしょうか?



なぜこれがきょうの話題なのでしょうか?

なぜなら7月14日の土曜日はフランスの国の祝日だからです。



きょうのできごと

なぜ7月14日が国の祝日なのですか?

1789年の7月14日に革命がおきました。何ヶ月ものあいだ、フランス国民は当時の王であるルイ16世に対して次第に批判的になっていきました。その日、パリの民衆は王政の象徴として最も憎まれていたものの一つである、バスティーユの監獄を奪うことを決意しました。その当時、王さまとその取り巻きは反体制派の人を裁判をせずに監獄に送り込みました。囚人は何ヶ月も何年も、面会することなしに囚われていることもありました。

1880年に7月14日が国の祝日になりました。バスティーユの監獄を奪ったことは革命における主要なできごとではありません。1793年の1月21日にルイ16世を処刑したことに比べるとずっと小さなできごとです。しかし、このことはフランス人とヨーロッパの人の驚くべき勇気を表しています。

しかし、1880年の7月14日になってようやくこの日が正式に国の祝日になりました。



国の祝日とは何でしょうか?

「« fête nationale »  国の祝日」はラテン語のfestum(祭り)とnatio (人々)から来ています。



国の祝日はその国が歴史的なできごとや、また歴史上の政治的、文化的なできごとを記念して祝う日です。



独立記念日

一般に、国の祝日はその国が独立したことを記念する日です。つまり、もう他の国に依存しなくなった日です。アメリカ合衆国は1776年の7月4日の「独立記念日」がイギリスから独立した日を記念しています。

もとはよその植民地だった南アメリカとアフリカの諸国もほとんどがそうです。

政治体制の生まれた日

国の祝日はその国の政治体制が生まれた日であることもあります。インドでは、国の祝日は1月26日です。1950年のこの日に共和制になりました。

ある人物の記念日

しかし、国によってはこの日はその国を特徴づける人物が生まれた日です。たとえばオランダでは、国の祝日は女王の誕生日の4月30日です。ポルトガルでは6月10日で、1580年に詩人のルイ・デ・カモイスが亡くなった日です。



きょうの用語

une colonie :植民地

きょうの単語:

Révolution 革命

人々が苦しんでいて、国の統治者が去らないとき、革命がおこりうります。統治者は国民の意志に反して、権力の座にとどまろうとするので、革命はたいてい暴力的な戦いになります。フランスでは、1789年に革命がありました。人々は王と貴族に対して反乱をおこしました。革命軍は通りで、「« Du pain et la liberté ! »パンと自由を!」と叫びました。





☆語彙メモ

audace 大胆、果敢、勇気

vis-à-vis de ~に対する、~の面前で

se tient ⇒ se tenir 互いに関連している、つながっている

Tous ces événements se tiennent. これらの出来事はすべて関連性がある。