カラチ事件について読みました。


http://1jour1actu.com/monde/c%E2%80%99est-quoi-l%E2%80%99...


「カラチ事件」という言葉をこのごろラジオやテレビでよく耳にしていることでしょう。2002年にパキスタンのカラチで、11人のフランス人がテロによって殺された事件ですが、その後の捜査で、フランスがパキスタンに行なっていた武器の販売が関係していることがわかっています。殺された11人は、軍用潜水艦を作る会社の社員でした。この事件から10年たちますが、遺族は、ずっと事件の真相の解明を政府に要求しています。

フランスはあらゆる武器を作っており、ほかの国より高い技術を持っています。1990年代に、軍用の潜水艦をパキスタンに売ろうとしました。潜水艦を売れば、ものすごくお金になります。武器を売るために、フランスは仲介者(intermédiaires)を使っていました。外国に武器を売りたいのはフランスだけではないので、このような仲介者を雇って買い手に交渉してもらうのです。

そのような仲介者は自分たちの仕事とひきかえに多額のお金をフランスから受け取っていますが、これをコミッション(commission)といいます。そのコミッションの一部は、買い手であるパキスタンにわたります。言い換えれば、売り手が買い手にお金を払って、自分の武器を買ってもらう、ということですが、この行為は2000年までは合法でした。

けれども、そうしたお金が現金として売り手自身や売り手の関係者に渡ることは違法です。そのようなお金はレトロコミッション(rétrocommission)と呼ばれます。

潜水艦の売り手(フランス政府)の払ったお金(コミッション)の一部が、1995年の大統領選挙の選挙資金に流れたのではないかと見られています。これは、もちろん完全に違法です。1995年当時の大統領であったシラクは、武器の販売に関して取締を強化し、コミッションを払うことを禁止しました。このため、コミッションが入らなくなったことに怒ったパキスタン側が、2002年のカラチ事件を起こしたのではないかと言われています。


◆きょうの単語
affaire 事件




*子ども新聞の記事なので、あまり踏み込んでいませんが、バラデュー元仏首相のもとにレトロコミッションが流れたとされています。当時、サルコジが財務大臣で、一連のお金が流れることを承認していたと最近ニュースになりました。


・・・・・2012年1月6日に書いた記事です・・・・・


 タグ