読解編第十四回のビデオを見た。きょうは感想だけ書いておく。

ここは、第20章の全体。星の王子さまが、自分の星に一つしかないと思っていた薔薇が、ある家の庭に大量に咲いていてびっくりするところ。そのあと、自分の星には小さな火山が三つあるだけで、しかも一つは休火山。情けない、といって草むらにつっぷして泣く場面。

薔薇がたくさんあることがなんでそんなに問題になるのか。また、火山が三つあるだけだからって、泣くことないだろ。休火山のほうが安全だし、と思っていたのだが、先生の解説によるとここは「所有」という考え方が問題になっているそうだ。ここでは、王子さまは自分はろくなものを持っとらん、と泣くのだが、じつはこの章は、このあとキツネに出会い、「所有すること」よりもっと大事なことがある、と知らされる伏線だという。だから、ここで扱っていること(所有が大事)というのは、事実でない、ということを作者がいいたいので、直説法でなく、条件法がつかわれている。

・・・そんなこと全然気づかなかった。だいたい、先週まで第2章を読んでいて、いきなり20章に飛んでしまったので、話の流れについていけない。はやく、飛んでしまった箇所を読まなければ。

・・・・・2012年2月18日に書いた記事です・・・・・