Musée de la Vie romantique
photo credit: gabrilu via photo pin cc


今回はパリの9区にあるMusée de la Vie romantiqueという古いこじんまりした美術館での会話。美術館の中でべらべらしゃべるわけにもいかないだろうから、会話は少なめだったが、美しいショパンのピアノ曲が流れ、おちついたよい雰囲気のビデオだった。

まず、いつものように書き取りをした。

虎と小鳥のフランス日記 第48話 ディクテ


◆書き取りによる気づき


Et ça va un bien raison って何だろ、と思っていたら、それはAh ben tu as bien raison. だった。Tu as raison. という表現は知っているが、あいだにbien がはいると、譲歩のニュアンスが出るそうだ。「そうね、あなた、正しいけどね、でもね・・」みたいな感じ。

(9区)の真ん中に en plein cœur de が聞き取れなかった。意味的にそんなようなことを言ってることは想像ついたが、 plein cœur という使い方を知らなかったせいだ。今、一応覚えた。

壊滅的に聞き取れなかったのが、Je savais pas que George Sand peignait. G.サンドが絵を描いてたなんて知らなかったわ。という意味なのだが、字幕なしで書き取りしていたときは、「ジュソムペクロー」みたいに聞こえて動詞がわからなかった。Sの音は聞こえたので、sense と判断した。そして、peignait部分は、panierで、かごの展示でも見ているのかと思っていた。まさに、Je savais pas que Camille parlait comme ça. なのだった。

↑ほどではないが、ほとんどわからなかったもう一箇所は、そのあとの
qui a fait sur une partition de musique. 譜面に描かれています、というところ。partition は聞き取れたのだが、意味が「譜面」だとは。オフィスのパーティションを想像してしまったため、partition unique などと書いてしまった。でも画面をよく見ると、カミーユは確かに楽譜に描かれた絵を見てる。聞き取れなかったのは私の想像力のなさと単語力のなさと、受動態の過去形に慣れていないことが原因だろう。


◆語彙・表現


trouver


[~を]・・・だと思う
Est-ce que tu me trouves romantique ?
Comment trouvez-vous ce film ?

coœur


地域などの中心
le cœur de la ville 街の中心
au cœur de l'hiver 冬のさなかに

une partition de musique


譜面


◆今回の数字


neuvième arrondissement 9区
毎日数字を勉強しているからさすがにこれは聞き取れた。


◆その他の感想




  • Cammileが Ary Scheffer のアリーというときの「A」の口がすごく大きかった。フランス語はあのぐらい大きな口を開けてしゃべるべきなのだと思った。

  • ビデオの冒頭、ちょっと雨が降っていた。そのせいか、美術館の庭の緑がとてもきれいだった。

  • Camilleはまた例のスチュワーデスさんのようなスカーフをしていた。最近のお気に入りだろうか。なかなか素敵なスカーフ。

  • 4月にはいってパリはまた寒くなったようだ。

  • 先生のロマン主義についての解説(15分)はとても興味深いものだった。




◆今回の動画の撮影場所


Le Musée de la vie romantique
16 Rue Chaptal
75009 Paris, France

46話、47話に続いて、今回も9区だった。

<9区の特徴> (前回のコピペ)

南はオペラ座など劇場やデパートが並ぶ界隈、北はピガール地域。

ランドマーク:オペラ座、ギャルリー・ラファイエット、プランタンなどのデパート、ピガール広場、ムーランルージュ



◆今回の動画の推定撮影時期


2012年4月第3週?


◆サンプルビデオはないようなので、この美術館のスライドをごらんください


ふつうの人が作ったのだと思うが、周りの様子や作品がたくさんはいっている。
4分59秒



2012/05/05 追記
5月4日にサンプルビデオがアップされましたので、貼りました。1分30秒ほど。仏語字幕版



・・・・・2012年4月28日に書いた記事です・・・・・