で、見た。
ちなみに、作文講座はS先生が担当。日本の大学でもパリでも織田先生の後輩であられるそうだ。1985年生!
講座はmp4,m4v,mp3の3種類のファイルで届いた。時間は28分9秒
第一回 イントロダクション
どう、フランス語の勉強をするか?
「事物の正しい認識は、正しい実践を生む。」スピノザ
1.まとめ:フランス語(特に仏作文)の学習の仕方 ⇒ 表現モデルをストックし使えるようにする。逆に言うと、表現モデルを身につけるには作文が最適。
表現モデル*とは、決まった表現、定石
英語ではコロケーションというのだが、この単語の前後にはこういうものが来ることに決まってるというフレーズのようなもの。
たとえば、日本語では「将棋を指す」「碁を打つ」というが、この「指す」と「打つ」を取り替えることができない。
仏語にもそのような表現モデルがあるので、たとえば、日本人が仏語を単語単位で認識、組み立てようとしてるところをフランス人はそういった表現モデルを組み合わせているので、負荷が少なく、早く処理できる。
仏文の例:
① metteur en scène de cinéma japonais
metteur en scène de cinéma = 映画監督⇒これがひとつの表現モデル
従って、例は「日本の映画監督」
X 日本映画の監督
② 『犠牲の精神を持って』 の仏訳は?
単語単位で仏作すると avec l'esprit de la sacrifice⇒仏語として奇妙な文。
◯ dans un esprit de sacrifice
dans un esprit de + 無冠詞の名詞 という表現モデルがある。
この表現モデルは決まっているので、ここは創作の余地はない。
2.丸暗記法の限界⇒丸暗記は表現モデルを意識する余地がないので効率の悪い学習法。
3.表現モデルを意識することはリスニングの向上につながる。
森有正の仮説:「作文で書けることしか、聞き取ることはできない」
つまり、聞き取れるのは自分が習熟している単語と「表現モデル」のみ
聞き流し⇒知っていることの確認のみなので勉強(=わからないことをわかるようにすること)とは言えない。勉強にするためには、スクリプトを参照して、自分が知らない、慣れていない表現モデルを洗い出す作業が必要**
4.授業の進め方 ⇒ これは前回書いたことと同じ。
補足情報1:最初の準備編(4週)でよく使われる表現モデルを学習する。
たとえば、le but de...consisite à...; de plus en plus nombreux sont...
補足情報2:講義の動画は週の頭に届く。月曜日?
5.受講にさいして
・授業のノートを必ずとり、時々そのノートを見返す。
・余力のある人は、
このサイトの記事を読解。表現モデルに注意する。
ここ、私が時々読んでるやつ。以前和訳書いてたけど、時間かかるから、これから表現モデルの抜き書きにしよ。
昔の http://www.lesclesjunior.com/ なんだけど、数年前に今みたいなおしゃれなサイトに変わったんだ。
あるいは、以下のサイトでもよい。簡潔でよい表現だそうです。サラリーマンなどはこっちのサイトのほうが読んでて楽しいかも。
・仏検・DELFを受験する人は、これに加えて問題集(特に読解問題)を解く。
*大賀正喜先生が「現代仏作文のテクニック」で言われていることだそうです。
** 一応これは「虎と小鳥のフランス日記」のディクテで週に一度やっている。ただ、洗い出したものを覚える作業をしてないのがまずい(^_^;)
*** 織田先生のメールには「課題を適当に見て、授業を受けるのだけはやめてください。必ず作文専用のノートを作って、30分程度は、自分で単語や表現を考えたり調べたりして、脳に汗を書いてください」とあった。これは読解編のときと同じ。週に30分ならなんとか・・。しかも私はフォローコースなので、課題を提出しなくてよいから、週末にやってもいい。
<参考書籍・きょうの動画でふれられていた本>
次回は、初回の課題(到達点らしいけど)について書く予定。
★仏検対策講座の申し込み締め切りは今日火曜日です。まだ間に合う。