仏検対策講座、2通目のメールには「フランス語脳にする方法:フランス語を90日でマスターするための秘密」の第二回「新しい習慣を手に入れる方法」というビデオへのリンクがついていた。
このビデオは以前、どこかで公開され、また配信もされたものだと思う。私はぽんちゃんがブログにリンクを貼ってくれたので、その存在を知ってはいたが、あまりまともに見ていなかった。

一応、今回の仏検講座はまじめに取り組もうと(今のところは)思っているので、ビデオを見た。

長い・・50分以上。

初日は途中で挫折。きょう再挑戦し、なんとか最後まで見た。

中身は「新しい習慣を手に入れる方法」

そのためには自分の中の天才(的な状態)の虐待をやめることだそうだ。そして、自分の欲望を肯定して解放する。これを見て思ったが、それならば、そもそもフランス語を本当に学びたいと思っていない人が、欲望を解放すれば、フランス語の学習をやめるという選択肢もあるのではないだろうか。なぜ自分がフランス語を学んでいるのか、もう一度考えてもよいと思った。

欲望を解放したあと、100%行動を起こすために三つのステップを踏む。

レベル1:まず行動を起こす。

ここは大事。行動を起こさなければ何も始まらない。そして行動を起こしたあとは、三日以上の継続を目標にする。ちなみにここで話されていることは、一日数分の単語の学習などで、何も丸三日、ずっとやっている必要はない。

このさい、行動をする前に、その行動のシュミレーションを丁寧にしておく。学生のとき、よく朝起きられなくて、半ば夢の中で、起床し、ご飯を食べ、制服に着替え、カバンに教科書などを入れて、気づいたときはしっかり遅刻していたが、こういうのは寝ぼけずにやる。さらにやろうと思ったことをなしとげたあとの感情もシュミレーションしておくことが大事だそうだ。「きょうもできたよ。やればできる子なんだ、私!」などと思い浮かべておけばいいだろう。

レベル2:一週間以上の継続をめざす。
ここでは認知的不協和という理論を利用する。

認知的不協和(cognitive dissonance)はレオン・フェスティンガーというアメリカの心理学者が唱えた理論。大ざっぱに言うと人はひとつの信念に呼応した一つの行動をとり、認知と行動が一致していないときは不快なので、その状況を回避しようとする、というものである。

先生はイソップ物語のきつねと酸っぱいブドウの例を出されていた。きつねが、葡萄を見つけて、取ろうとしたけど、そのブドウは高いところにあり、何度ジャンプしても取れない。そこで、狐は「ふん、どーせ、あれは酸っぱい葡萄さ。いいもん、いらんもん」とその葡萄をあきらめる。

狐が葡萄を取ろうとしていたとき、その葡萄はおいしいものと認知されていた。しかし、狐がその葡萄をあきらめたときは、酸っぱくてまずい葡萄と認知された。もちろん葡萄の側は何も変わっていない。おいしい葡萄を取るという行動をしていたが、それが達成されず、葡萄を取らないという行動にあうように、狐の認知が途中で変更されたのである。

これをどう語学に利用するかというと、まず先に行動して、自分はこれまでは三日坊主だったけど、きょうも、明日も単語を覚える私は、継続出来る人なんだ、とセルフイメージがよいほうに変わる、つまり途中で認知が変更するということだと思う。

認知の変更がこんなにうまくいかないことだってもちろんある。たとえば、四日目に単語覚えをさぼったさいに、べつに仏検取ってもどうってことないし、きょう就職課の先生に英語のほうが大事だと言われたし、そうだ、やっぱり英語を勉強しよう、というように、「フランス語を毎日学習してしまうこと」が望ましいことではないという認知に落ち着いて、そのように行動してしまうことだってある。自分の現在とっている行動にとって都合のよい情報に(無意識に)反応し、そうでないものは無視してしまうような心的傾向。

この状態をさけるためには、やはり最初に戻って、本当に自分がフランス語を学びたいのか、それとも何か別の動機があって、フランス語を学ぼうとしようとしているのか客観的に考えるといいと思う。

レベル3:一ヶ月以上の継続をめざす

ここでは、先生は障害があっても継続する美意識を獲得すると、行動や意識に質的変化がおこり、さらに継続してしまうという。まあ、習慣は2週間で作られるというし、レベル2をクリアすればこのあたりは大丈夫かもしれない。ただ熱しやすくさめやすい人もいるしどうなのかな? とりあえず、先日から始めた単語覚えにこのステップを取り入れてみようと思っている。


そして、メールには日曜締め切りの課題が書かれてあった。

「なぜ、単語を学ぶことに意味があるのか?その二つの理由を答えよ」。


答え1:仏検に受かるため
答え2:DELFに受かるため

なんて答えを書いた人、いますか?