先週の日曜に行われたロシアの下院選における不正疑惑についての記事を読みました。

http://1jour1actu.com/monde/pourquoi-parle-t-on-de-fraude...

世界で一番大きな国はロシア(la Russie)です。そこで選挙が行われ、統一ロシア(Russie unie)が一番得票をあつめ、引き続き与党となりました。しかし、この選挙には不正があったのではないかと言われています。

ロシアのおばあさんが自宅の台所で投票用紙を埋めており、後ろに選挙管理委員らしいおじさんが立っている写真がのっています。用紙を書いたあと、おばあさんはこのおじさんに紙を手渡すと思われます。つまり投票箱に入れるまでに、誰でも改ざんできてしまうわけです。

どの国も選挙法があり、たいていスタッフがたくさんいる投票所で、誰にも見られない形で記入し、投票箱に入れ、その箱の中味は開票まで誰もさわることができないのが普通ですが、ロシアの場合、国土が広大すぎて、投票所を完備できないため、このおじさんのような人が紙を集めるケースもあります。

さまざまな不正が、あるロシアの新聞のサイトで暴露されました。統一ロシアの候補者に何度も投票した若者や、お金をもらって、特定の候補者に投票した人、投票所でちゃんとチェックが行われているやらせの証拠写真をとって報酬をうけた学生などの証言がのっていたそうです。そのサイトはすでに削除されているそうです。

このような不正はロシアに限ったことではありませんが、ごく単純な工夫をすれば防げるのではないか、と記事にはあります。たとえば、チュニジアで行われた選挙では、投票したら、指先を青いインクにつけ、複数投票をチェックしたそうです。確かにテクニカルな面ではこういうやり方は効果があるでしょうが、政治に関するモラルをあげることや、不正選挙をするように圧力をかけている団体をチェックできる機能がちゃんと働くようにすることのほうが大事だと思います。記事にものっていますが、NGOなど利害関係のないところが、チェックを入れられるといいのでしょうが、内政干渉となる可能性もあり、ことはそんなに簡単ではないですね。


◆きょうの単語
fraude 不正行為
語源はラテン語の<fraus> 悪い信仰、つまり悪徳でしょうか。

英語では、fraud なのでほぼ同じですね。

・・・・・2011年12月11日に書いた記事です・・・・・