これは過去27回分の2級の前置詞の問題を集めたもの。最初にまとめて問題が届き、解説が一回分ずつ27日続けて届くようになっている。ちなみに、この解説は仏検準備対策委員会(だったかな?)の尾崎委員長が作成しておられる。
問題1は配点が各1点で合計4点だから、仮に全部できなかったとしても、ほかができればなんとかなると思う。だいたい、ここが全部できてしまう人はまれであるらしい。しかし、できるにことしたことはないし、演習する意義はあるだろう。
ちなみに、一日四つやればいいので、さすがの私もこれまで三日分ちゃんとできてる。これまでのできは50%。自慢じゃないが前置詞はかなり苦手である。英語でも得意とはいえないのだが、英語はおつきあいが長いし、ひとつの前置詞のコアの意味をとらえてる(つもり)なので、それほど苦手意識はない。
しかし仏語の前置詞はさっぱりわからん。もともと前置詞が少ないために、ひとつの前置詞が多様な意味で使われるのである。やたら出てくる à とde がしっかりおさえきれてないのはもちろん、個人的にはparがよくわからない。parを初心者向けOxfordの仏英でひくと、まず 英語のby。これはわかる。受動態のときの動作主の前に来るのはparだから。
envoyer quelque chose par la poste のときの par である。
ところが
par ennui, par vengeance と理由を言うのに使う。これは英語なら out of
Je l'ai fait par amitié pour toi.
もっとわからんのが
Il a jeté quelque chose par la fenêtre. これは通過点のpar。「投げる」と「窓」があるから通過するのはわかるけど、反射的に英語のbyの連想で「~のそば」と思ってしまう。
もっとわからんのが、「~のときに、~の中を」というときのpar。緑の本によると 天候、時間のときだけみたいだけど、
par une belle matinée de printemps 春のある晴れた朝に
なんでparが時間なの?通過点の流れ?
さらにわからんのが、位置、方向をあらわす par
Il est assis par terre. これはたぶんsurでもいいと思うけど、なんでいつもsurを使わん?
vêtement serré par en haut 上のほうを絞った服
ナタリーの文に出てきたpar、これも方向だと思うけど、
passionnée par le chant この前置詞がもし穴埋めになってたら、私はpourを入れてしまう。
これまで三日分の委員長の解説によると、4問中いつも2問は緑の本にそっくりそのままのってる前置詞句などである。緑の本の解説部分はまだ半分も読んでないし、読んでもすぐ忘れる。とにかく緑の本は怒涛のように前置詞句を並べてあるから、混乱するのだ。毎日の解説に出てきたところを緑の本でチェックしてみると、多少は記憶に残るかもしれない。
ちなみにやはり毎日もらっている名詞化のプリントは一度に30問だから途中で止まってる。解答するのはともかく、本がないから答えを辞書で調べるのに時間がかかるのである。だから本が来るまでお休み中。しかし、30問はやはり多い気がする。自分がすでにある程度どこかで見たことのある単語ならともかく、やたら難しげな単語が多いし、内容もさしておもしろくないし。